波乱の一日。

ヒッポ「ちょっと父さんまでどうしたの、座りこんで」

巣の安全を守ろうと意気込んで、日課のパトロールをしているヒッポ。
我が家は基本的に平和なので警備はあまり必要ないような気がしますが…

なんにせよ群れのために働く長男に、ポッポから言いたいことがあるようです



ポッポ「群れのことは任せたぞ…」
ヒッポ「ええっ！？ なにそれ、唐突すぎるよ！」

ユキ君に続いて初代のポッポにまでお迎えが来てしまいました




初代当主の死期が近づいているというまさかの事態をむかえ、
巣の外では緊急家族会議が行われました。

ルーク「…で、どうするの」
アニー「おじいちゃんをこれ以上無理させることはできないわね」

ヒッポ「こうなってしまっては継ぐしかないだろう」



レイア「おとーさんならだいじょうぶ！ まかされたんだもの！」
アリエット「じぃじ！ がんばって！」

他のトリ達も、長男ヒッポが次期当主になることに異論はない様子。

ダイナゴン（大丈夫かしら…）

内心、とても心配しているトリさんが一羽いるようですが
可愛い孫に励まされ、ヒッポはやる気満々。



ヒッポ「ところで、こんな大事な会議をすっぽかしているのは誰だ？」

威厳ある新当主として、戒めておくべきと思ったヒッポ父さん。
しかし巣箱で彼が目にしたのは…！

チィ「あら、どうかしたの？」



ヒッポ「ちょっ、姉さん！？」

何の前触れもなく老化してしまった姉の姿でした。

ヒッポ（これはますます僕が群れのリーダーを継ぐしかなさそうだ…）



そうこうしている間に、ユキ君がついに亡くなりました。



初めてクレメンティーネ家にお婿さんとして来てくれたユキ君。
老化後に生まれた一人息子が成鳥になった姿を見届けてもらえないことが心残りだけど…

今までありがとう。 安らかに眠ってください。



ユキ君の亡骸はそれからしばらくして棺に納められました

ネージュ「あのね、パパ…。
　　　　　 ぼくがつよくなってママを守るから！」



涙をこらえながら亡き父の棺に語りかけるネージュ。

ヒッポ（…まだ子トリだというのに、なんと健気なんだ…！）

タグ：トリネシア 老トリ お別れ