服をください。

孵化まで半日を切ったアンとセージ君のタマゴ。

誕生はちょうど日付が変わる頃になりそうなのですが
これは是非起きて見届けたいと思います！

「生まれたらぼく、仲良くしてあげなくもないよ」



二重否定になっているので誤解を招きそうですが
とりあえずアルフレドも子トリを可愛がるつもりはあるようです。




「ちょっとお父さん」



「もし男の子が生まれたら、その着ぐるみ譲ってくれない？」

「……！」
「大人が着てるより絶対可愛いと思うのよ、お願い」

「き、君は老いた親から毛皮をはぎ取ろうと言うのかい！？」



「元気出して、アルスおじさん」



「…まぁ子トリの方が似合うのは確かだと思うけどね！」

「アルフレド！」
「……もういいよ……」

クレメンティーネ家四代目当主アルスに、アイデンティティを揺るがすピンチが。




そしてここで残念なお知らせです…。

ネージュのお嫁さん、チュリンさんにお迎えが来てしまいました…。



「ルアイさん、主人とピノのことをよろしくね」

以前と比べると老化もお迎えも早くなっているような；

…気がしたのですが、そうでもないですね。
かつて群れにいたトリの生存日数を記録しているのですが
読み返してみると昔から短命な子もいたようです





「しんみりしたお別れは嫌だから泣かないで」

年頃になっても近所の女の子とフラグの立たなかった
奥手すぎるネージュからのアプローチを受け入れ、
我が家に嫁いできてくれたチュリンさん。




「ありがとう、ずっと一緒にいてくれて」

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