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パパと娘のクリスマス。 [トリ達の日常。]

実は昨日から自分のパソコンを起動できなかったのですが
先ほど帰ってきてみると巣箱に見慣れないお墓が。

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おそらく黒い方がユキ君のお墓で、
白い方は後で亡くなったポッポおじいちゃんだと思われます

こんな悲しいクリスマスプレゼントって、ないね。



そんなわけで喪中なクリスマスを過ごす我が家です。

ちなみにユキ君とおじいちゃんが身に着けていたいくつかの衣類は
第二世代のオスたちに形見として分けてみました。

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クレメンティーネ家の二代目当主となったヒッポは帽子を
ピコの夫であるトキア君は青いストライプのネクタイを
初代夫婦の末っ子だったピックルはマフラーを譲り受けました。



悲しみにふけるピックルに、大切な一人娘から話があるようです。

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「どうしたの、改まって」
「あのね、お父さん…わたし結婚しようと思ってるの」


いつの間にかピックルをおとーちゃまと呼ばなくなったリリア。

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高い風車の屋根によじ登ったり、スケートでは従兄を負かしたり
お転婆な少女時代を過ごしてきた彼女もすっかり大人です。


「…もしかして僕達に黙って家を出ていこうとしていたの?」

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「そんな…! ぜったいにちがうわよ!!」

ちょっぴり厳しい口調で問いかけるピックルですが
リリアが今日まで言いだせずにいたのも無理はありません。

おじいちゃん達が亡くなる寸前に縁談がまとまったので…


「リリア、ちょっと散歩にでも行こうか」




親子がやってきたのはWHITE SNOW PARK 。
イルミネーションで彩られた木々が雪原を華やかに飾ります

「寒いけどいつ来ても綺麗だなぁ…リリアもそう思うでしょ?」
「……。」

先ほどのこともあってか、なんだか気まずそうです。

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「リリア、さっきはあんな言い方をしてごめん。怒っているわけじゃないよ。
 僕とカールズなりに今まで君を大事に育ててきたけど
 突然どこかに行ってしまうことを考えたら怖くてね…」

「お父さん…。」

「君が選んだ相手ならきっと大丈夫だって信じてるよ。
だけど急な話だったから少し動揺してしまったんだ」

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「…本当にごめんなさい。 みんなが悲しんでいる時に
 わたしだけお婿さんを迎えるなんて申し訳なくて言い出せなくて」

「やっぱりそうだったんだ。
 巣のみんなのことを思いやれる子に育ってくれて嬉しいよ」



クリスマスイベントもいよいよフィナーレ。
せっかく来たのでパレードを見てから帰ることにしました

「わたし、お父さんとお母さんのところに生まれてきてよかった」

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「僕もちょうど、君が僕達の娘に生まれてくれてよかったと思っていたところさ」

相次ぐ訃報でお祭りを楽しめないかもしれないと思っていましたが
二羽にとっては思い出深いクリスマスになりました


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